5月26日、monoAI technology株式会社は、Epic Games提供のオンラインゲーム「Fortnite」に特化した法人向けメタバース空間制作サービスを開始しました。
蓄積されたメタバースノウハウを展開へ
monoAI technology株式会社は2013年設立。「先進技術で、エンタメと社会の未来を創造する」というミッションのもと、独自のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を開発・提供しています。また、2022年11月には東京証券取引所グロース市場に上場しました。
今回、同社が制作サービスを展開する「Fortnite」は、Epic Gamesが提供するオンラインゲームです。他のプレイヤーと対戦できる「バトルモード」や、独自のバーチャル空間やオリジナルゲームを制作できる「クリエイティブモード」機能を使って楽しむことができます。
Epic Gamesによると総プレイヤー数は5億人を超え、月間アクティブユーザー数は7,000万人を記録。さまざまな法人・個人がコンテンツを制作して一般公開したり、大規模イベントを行えることから、事実上のメタバースプラットフォームとして認知されています。
monoAI technologyは本サービス提供に際し、「グローバルや幅広い年齢層への認知拡大を目的としたメタバース空間制作ならびに、制作した空間でのイベント運営、プロモーション支援などを一貫してサポートいたします」とコメント。これまでのメタバース空間制作スキルやイベント運営ノウハウを活かし、Fortnite進出に舵を切った格好です。なおmonoAI technologyは、Epic Gamesによるスポンサーシップおよびサポートは受けておらず、独自に本サービスを運営しているとのことです。
巨大な“メタバース”となったFortnite
Fortniteは、企業のマーケティング領域において新たな役割を担いつつあります。海外を中心に、ブランドの世界観を反映した独自のバーチャル空間を作成し、遊びながら自社製品の認知を広げる企業が続々と現れており、マーケティング手法としての利用が増加しています。
またEpic Gamesは、2023年3月にクリエイティブツール「Unreal Editor for Fortnite」(UEFN)を発表しました。これはFortniteのワールドを作れるWindows PC向けのクリエイティブツールで、プロのゲーム開発者が作ったハイクオリティなコンテンツの展開も可能となります。
(出所:monoAI technology、3DCGデザイン作成者はクリエイター・るある氏)
こういった動きに伴い、Fortnite特化のクリエイティブスタジオが全世界で多数設立しています。日本国内ではクリエイティブスタジオの株式会社NEIGHBORが知られており、同社は2022年12月に資金調達を実施しています。
Fortniteと同じく、メタバースとして知られるオンラインゲームプラットフォームには「Roblox」が挙げられます。サンリオはじめ、日本企業も多く進出するRobloxですが、専門クリエイティブスタジオは北米を中心に複数存在します。トップ開発スタジオは、すでにビジネスとして成立させており、Fortnite特化のクリエイティブスタジオも国内外問わず今後増加すると考えられます。
(参考)プレスリリース
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