VRFPS「Amid Evil VR」の開発元Indefatigableは、本作のPCVR(Steam版)が、同時発売されたMeta Quest版の10倍の売上を記録していることを明らかにしました。
「Amid Evil」は、ホラーFPS「Heretic」などの影響を受けたハイスピードFPS。銃ではなく魔法で悪魔と戦うのが特長です。2019年に非VR版が発売され、2023年4月にVRゲーム化された「Amid Evil VR」がリリースされました。
記事執筆時点ではPCVR版「Amid Evil VR」の売上が大きく伸びた理由は明らかになっていません。Steamユーザーが、ハードコア寄りの作風をQuestユーザーと比べて好む可能性や、同梱版(「Amid Evil VR」と「Amid Evil」のセット)が、ローンチ記念としてセール価格で購入できたキャンペーンが影響した可能性などが考えられます。
PCVR版の売上がQuest版の売上を(大きく)上回るというのは、比較的稀なケースで、多くのゲームスタジオはQuest版の好調な売り上げを報告しています。
SFパズルアドベンチャー「Red Matter」開発元のVertical Robotは、2019年当時、Quest版が発売から約1週間でOculus Rift(以下Rift)版の売り上げを上回ったと報告。「SUPERHOT VR」も、Quest版の発売時の売上が、Rift版「SUPERHOT VR」の発売時の売上と比較して、3倍のダウンロード数を達成したと公表しています。
また、Quest向けに発売されているゲームの多くは、特にMeta Quest 2のリリース以降、販売本数を伸ばしており、収益25億円超えを達成したアプリも8つ存在することが明らかになっています(4月時点)。
(参考)UploadVR
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