バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」の収益をクリエイターに分配する仕組み「エンゲージメント配当」について、4月以降の最新情報が発表されました。Epic Gamesは、「200を超えるマップクリエイターが配当を通じて年間10万ドル以上の収入を得る」と見積もっています。
フォートナイトでは、プレイヤーがオリジナルのマップ(公式サイトでは島)を作成できる「クリエイティブ」というモードがあります。ゲームの中で街ひとつを丸々全部作ったり、好きな物語の名場面を再現したり、バトルロイヤル以外のゲームを作成したりと、さまざまな遊び方ができます。
さらに、そうしたマップを作成し、誰でも遊べるよう発表して、かつ公式の条件(※企業などの法人もしくは18 歳以上の個人、Fortniteアカウントが90日以上経過している島の作成者)を認められたユーザーは、クリエイターとして認定され、Epic側から配当を受け取る権利が与えられます。
今回発表された「エンゲージメント配当」とは、フォートナイトのアイテムショップなどの購入で得た純収入の40%を、資格を持つ全てのマップの公開者(クリエイター)に割り振る仕組みのことです。配当は、プレイヤーへの人気度と定着率、プレイ時間の指標“没頭度”に応じて分配されます。
Epic Gamesは、エンゲージメント配当が導入された3月と4月の情報を公開。3月の最初の配当は、Epicのクリエイターサポートプログラムでの従来の収益と比較すると、大幅な増加となったそうです。さらに上位1,000のマップクリエイターは、平均で5.2倍収益が増加しました。
4月分のエンゲージメント配当には配当方式への新たな変更が反映され、クリエイターに支払われる総額は3月と比較して1.45倍以上増加するとのこと。これにより、200を超えるクリエイターが配当を通じて年間10万ドル以上の収入を得ることになったようです。
また、現時点でのエンゲージメント配当について、新たに「プレイ時間」の指標を引き上げることも告知されました。合わせて、クリエイター向けに制作したマップにより多くの人を呼び込むために必要な分析に関わる新機能等を追加し、ユーザーの獲得と定着率に関する指標のバランスを長期的に再調整していくと言及しています。
UEFN導入後に新たなゲームジャンルが生まれている
また、クリエイティブエディター「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」(※クリエイティブマップを「Unreal Engine 5」の機能を活用して制作できるツール)導入後の、クリエイターの変化についても発表されました。
UEFN導入後にフォートナイト内では、オリジナルの島が増えていくことで新たなゲームジャンルが生まれつつあり、それらがプレイヤーの人気も集めつつあるとのこと。具体的には「チームデスマッチ」「ガンゲーム」「ホラー」などのゲームを実装した島が注目を集めているそうです。
詳細はこちら。
https://create.fortnite.com/news/fortnite-engagement-payout-update?team=personal
(参考)公式サイト
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