iOS・iPadアプリ開発者向けフレームワーク「Vision」に、犬や猫などの動物骨格をリアルタイムにトラッキングできる機能が追加されました。
動物の骨格をリアルタイムでトラッキング
「Vision」は、iOSやiPadのアプリ開発者向けフレームワークです。Appleは開発者向け年次カンファレンス「WWDC23」での「Apple Vision Pro」発表を皮切りに、”空間コンピューティング”に関わる新しい開発者向けツールやその機能解説ビデオを続々と紹介しています。
6月8日、「Vision」の新機能として紹介された「Animal Body Pose Detection」は、犬や猫など動物の骨格を識別して、リアルタイムで追跡ができるトラッキングシステムです。これは人間の骨格トラッキング機能を発展させたもの。動物の体やその動きを「ジョイントグループ」と呼ばれる骨格に沿った線で表示し、リアルタイムで把握できます。
ジョイントグループは「耳全体、目、鼻を含む頭部」「左右の前足」「左右の後ろ足」「尾の付け根から先端まで」「首」、そしてこれら5つの部位を全て統合した「(体幹
も含めた)骨格全体」の6つから構成されます。
また、最大2匹までの同時トラッキングや猫と犬の識別も可能とのことです。「Animal Body Pose Detection」の解説セッションはこちらから視聴できます。
「visionOS」の公開は2023年6月末
Appleは、空間コンピューティングデバイスとして「Apple Vision Pro」をリリース。その基幹OSとなる「visionOS」は2023年6月末までに公開すると告知しています。
「Apple Vision Pro」では既存のiOSやiPadOSを用いたアプリが起動できることから、まずは開発者に、既存のアプリを空間コンピューティング対応アプリへとアップデートさせる狙いがあるようです。
(参考)Road to VR
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