5月30日、ARクラウド「Pretia」を開発するプレティア・テクノロジーズ株式会社は、株式会社電通グループと共同で「AR浸透度調査」を初めて実施しました。本調査では「AR機能の利用経験者は半数を超え、約6割はAR機能を認識せずに利用している」など、日本国内のAR利用実態が明らかになっています。
(出所:プレティア・テクノロジーズ、以下、画像の引用元は同じ)
本調査は2022年11月〜12月に実施され、日本全国の15~59歳、合計約1,000名が対象となっています。
若年層はARへの期待高
本調査結果によれば、調査対象者全体の約6割はARと認識せずにAR機能を利用しており、年齢が若いほどARへの認知や関心が高いとの傾向が明らかになっています。
また現在、AR機能が多く利用されているのは「ゲーム/エンタメ」「エフェクト」分野ですが、今後は「ユーティリティ」「情報」「ナビ」分野での活用が期待されています。特に女性・10代のAR機能全般への関心が高い傾向にあります。
プレティアはこれらの調査結果から「若年層ほど実生活へ有用なAR機能への関心が高く、今後の普及拡大に期待が高い」との認識を示しています。
AR機能は消費行動をより魅力的にする?
本調査では定量調査だけではなく、オンライングループインタビューによる定性調査も実施しました。調査インタビューで、ARアプリ体験者は「複数店舗行き来する手間が省ける」「営業時間・滞在時間に縛られずに試せる」「今までの自分では試さないような商品も検討しやすい」などと回答。AR機能を用いた購入体験を魅力的に感じた様子が報告されています。
一方、定量的な調査結果においても、AR機能は購入プロセスにおいて「興味・関心」に寄与するだけでなく「検討」にまで影響を与えている点が明らかとなっています。
またAR機能を活用した体験全般に「非日常感」「楽しい・ワクワク」「遊び心・クリエイティビティ」など、感性を重視した価値提供を求めているユーザー心理も明らかとなりました。
プレティアは本調査を通じて得られた知見をもとに、AR開発者向けプロダクト開発、AR体験および製品開発を通じて、AR技術の普及やグローバル展開に取り組んでいくとしています。
なお、詳しい調査結果は、同社のWebサイトから確認できます。
(参考)プレスリリース
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