ソーシャルVRアプリ「VRChat」は、様々なことができる、広大なバーチャルの世界へアクセスできます。友人とのおしゃべり、音楽ライブへの参加、エキサイティングなVRゲーム、絶景が拝める場所への旅、などなど。コミュニティの熱量も高く、現在も大きな盛り上がりを見せています。
本記事ではVRChatとはどういったものなのか、魅力の紹介やインストール方法・基本操作など、VRChatに関する情報をまとめて紹介します。
※「VR」や「メタバース」についてなにもわからない人や、一問一答形式で手っ取り早くVRChatについて知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
目次
1. VRChatとは?
2. VRChatの魅力
・アバターやワールドの自由度の高さ
・バーチャルイベントが多数開催
3. VRChatができるデバイス
・VRヘッドセット版の特徴は?
・PCデスクトップ版の特徴は?
4.VRChatの最新サービスと今後のアップデート
・モバイル版が開発発表
・テキストチャットが登場
・グループ機能が登場
・クリエイターエコノミー構想の発表
5. MoguLiveで特集したワールドを紹介
・VTuberの遊園地「ぽこピーランド」
・異世界を再現したような幻想的な島
・超巨大なスペースコロニー型ワールド
・忠実に再現された井の頭公園駅
・西洋美術をじっくり鑑賞できるワールド
・魅力あるワールドは他にもたくさん!
6. VRChatの始め方
・アカウント作成とインストール
・VRChatの基本的な遊び方
・初心者におすすめなワールドは?
・アバターの変更・導入方法
・初心者でも簡単にオリジナルアバターを使うなら?
7. 最低/推奨PCスペック
もっとVRChatの情報を知りたい!
1. VRChatとは?
「VRChat」は、バーチャル空間にアバターでログインし、多人数でコミュニケーションができるソーシャルVR(※)と呼ばれるジャンルのアプリです。
※ソーシャルVR…複数のユーザー同士で会話したり、オブジェクトを制作したり、モノの売買を行ったりと、バーチャル空間で社会的な交流のできるジャンルのアプリのこと。VRChatの他には「Rec Room」「cluster」「NeosVR」「Chillout VR」などがある。
2019年後半までの同時接続数は7,500~8500人程でしたが、コロナ渦において利用者数が急増し、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が過去最大の約42,000人に到達、現在もピーク時には30,000人超のユーザーがアクセスしています。昨今では、いわゆる「メタバース」としても注目されています。
VRChat内にはユーザーが手がけた様々な「ワールド」と呼ばれる空間が用意されており、好きな場所で他のユーザーとの交流を楽しめます。周囲にいるプレイヤーとはボイスチャットはもちろん、自分の身体の動きをアバターに反映させることで、ボディーランゲージもできます。ビデオ通話などとは違い、実際に会っている感覚が強いのが特徴です。
訪れることができるワールドもバリエーション豊か。みんなで遊べるゲーム、アバターを試着できるところ、のどかな観光地、にぎやかな繁華街、談笑や睡眠ができる部屋など、様々です。
2023年6月時点では日本語に未対応ですが、日本を対象にした地域別サーバーも存在し、日本ユーザーが利用すれば音声のラグなどを少なくして、より快適に遊ぶことができます。また、メニューの一部分などから各言語対応が始まっており、近い将来には日本語化された環境で遊べる可能性もあります。
日本ではコミュニティも非常に活発で、イベント開催や創作活動など、様々な活動をしている人がいます。初心者でも、訪れた場所によっては様々なサポートやガイドを受けられることがあります。
VRChatは無料で遊ぶことができますが、特典が付属する有料プラン「VRChat Plus」もあります。また、VRChatでは利用規約とガイドラインが規定されており、ブロックチェーンやNFTに関しては禁止規約が設けられております。
2. VRChatの魅力
アバターやワールドの自由度の高さ
VRChatは、ユーザーがコンテンツに直接手を加えられることが魅力のひとつ。「ユーザーが成長させていくソーシャルVRコンテンツ」と言えます。
まず、自作3Dモデルや、市販3Dモデルをアップロードして、自分のアバターとして利用できます。性別や大きさはもちろん、ロボット、動物など、現実の自分とは全く違う容姿で過ごすことができます。アバターはゲームエンジンの「Unity」上で制作・カスタマイズができ、様々なギミックなども組み込めるため、自由度がとても高いのが特徴です。
さらに、ワールドも自分で制作し、自由に公開することができます。ゲームが楽しめるワールドや、居心地のよい別荘など、自由な発想で制作したワールドには、世界中から多くのユーザーが訪れることができます。著名なワールドクリエイターも登場しており、世界的な映画祭「レインダンス映画祭」のVR/MR部門でも評価されるものが現れているほどです。
こうした自由度の高さを活かし、映像作品を生み出すクリエイターも、近年は数を増やしています。日本国内にも優れた「VRChat発映像クリエイター」が登場しており、VRChat内で撮影した映像作品を対象としたアワードも開催されています。
バーチャルイベントが多数開催
VRChatでは、これまで様々なイベントが開催されています。代表例に、3Dモデルをなどを取り扱うVR展示・即売会「バーチャルマーケット」があります。2018年8月に第1回を開催し、2023年6月までに計9回開催。2023年7月には第10回開催が控えています。直近の開催では、延べ人数約100万人超の来場者を記録しており、企業出展も数十社にのぼります。
サンリオはバーチャルフェスイベント「SANRIO Virtual Festival」を2回開催しており、メタバース音楽イベントとして大きな注目を集めています。ほかにも2022年にはバンドグループ「FLOW」が、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」とタイアップしたバーチャルライブを開催しており、企業主催のイベント会場としても注目されています。
上記のほかにも、企業によるイベント開催が続いています。2021年から日産自動車が継続的にVRChatを軸にした企画を展開しているほか、2022年以降はモスバーガーや京セラ、カラオケまねきねこ、ホビージャパンといった企業が進出し、ときには一般ユーザーも対象にしたイベントを開催しています。
近年はVTuber(バーチャルYouTuber)の活動場所としても注目されています。特に英語圏VTuberグループ「にじさんじEN」は、配信中にプレイするだけでなく、公式ワールドを複数制作・公開しています。さらにそのワールドでファンとの交流イベントを開催するなど、積極的に活用しています。韓国でもVRChatで活動するVTuberは増えており、大規模なボクシング大会も開催されています。
ユーザー主催イベントはさらに活発で、ほぼ毎日なにかしらのイベントが開催されています。初心者向け集会、音楽ライブやクラブ、カフェやバーなどの店舗を模したイベント、学術的な知見が得られる交流会、有志によるVR演劇……などなど、様々なイベントが開催されており、その熱量は年々高まっています。
3. VRChatができるデバイス
VRChatは、「VRモード」と「デスクトップモード」の2つのプレイモードが存在します。それぞれの特徴を以下で紹介します。
VRヘッドセット版の特徴は?
(VRヘッドセットのひとつMeta Quest 2)
「VRモード」は、VRヘッドセットとPCを繋いで体験できるモードです。PCがない場合でも、一体型VRヘッドセット「Meta Quest 2」ならば、PCに接続せず単体で「VRモード」で遊ぶことができます(※)。
※ただし、「Meta Quest 2」の性能の都合上、一部のワールドには訪問できなかったり、アバターを表示できなかったりします。「Meta Quest 2」単体でも訪問・表示できるようにするよう制作・調整を行うことを、俗に「Quest対応」と呼びます。
より良質な体験をしたい場合は「VRモード」がおすすめです。このモードでは、自分の周囲すべてがVR空間に様変わりし、その空間を360度を見渡し、移動することができます。さらに、VRコントローラーで身振り手振りのコミュニケーションができます。これにより「自分が実際にバーチャル空間の中にいる」という強い没入感を味わえます。
さらに、別途専用デバイスを用意すれば、両手だけでなく腰や足の動きもアバターに反映させる「フルトラッキング」を体験できます。VR空間で足踏みしたり、ポーズを取ったりと、より細かな動作ができるようになり、没入度や表現力が大きく向上します。
「VRモード」をプレイできる主なVRヘッドセットは「HTC VIVE/VIVE Pro」「Meta Quest / Quest 2(※Oculus Linkを利用)」「VALVE INDEX」「PICO 4(※PCストリーミング環境を利用)」など。2023年6月末時点では、「PlayStation VR2」やスマートフォンなどには対応していないので注意しましょう。
MoguLiveでは何を用意すべきかわからない人に向けて、VRChatを遊ぶためのPCの推奨スペックや、用途別VRヘッドセットのおすすめを紹介しています。
PCデスクトップ版の特徴は?
「デスクトップモード」は、一般的なPCゲームのようにキーボードやコントローラーで操作できるモードです。VRヘッドセットを持っていない人でもプレイできます。
「VRモード」と比べて没入感は圧倒的に劣るものの、VR空間にいるユーザーとの交流などは体験できるため、VRChatが気になる方はまずこちらから試してみるのも良いでしょう。必要なPCスペックも、「VRモード」よりは低めです。
4. VRChatの最新サービスと今後のアップデート
モバイル版が開発発表
2023年3月、VRChatのモバイル版の開発が発表されました。まずはAndroid端末で動作するバージョンが、3〜4か月以内に一部ユーザーへ提供されることが告知されました。Quest対応ワールドやアバターが問題なく動作しているとのことで、VRChatのプレイハードルが大きく下がることが予感されます。
テキストチャットが登場
長らく音声会話だけができたVRChatですが、2022年9月にテキストチャット機能が追加されました。キーボードから入力した文字が、プレイヤーの頭上に表示される機能です。なんらかの事情で音声会話ができないユーザーも、文字を介して会話に参加できるようになりました。
グループ機能が登場
2022年12月、ユーザーをひとまとまりに管理できる「グループ」という機能が登場しました。ユーザーがコミュニティを作り、運営する上で便利な機能です。
主にできることは以下の通りです。
- グループに所属する人だけが入れるワールドを用意できる。
- グループに所属する人へ一斉にメッセージを送信できる。
- グループのメンバーごとに「ロール(役職)」を付与できる。ロールごとに、グループの各種操作の権限を管理できる。
- グループに所属する人が見れる画像ギャラリーを提供する。
- グループ所属を示す画像をユーザーネームの上に表示できる。
これまで、VRChatのコミュニティ管理はDiscordなどのツールで行うのが主流でしたが、グループ機能の登場によって、VRChatだけでコミュニティ管理を行うこともできるようになりました。とりわけイベント運営での活用が進んでいます。
クリエイターエコノミー構想の発表
2023年5月、クリエイターやパフォーマーなどを金銭面から支援・応援できる「クリエイターエコノミー」の構想が発表されました。
これまでのVRChatにはいわゆるマネタイズ機能が存在せず、クリエイターやパフォーマーへの支援は外部サイト頼みでした。発表された構想では、グループ機能からクリエイターへの金銭的なサポートができる機能が用意され、サポートに応じて特殊なロールを付与できるとのこと。このロールを活用し、いわゆる「VIP限定イベント」なども開催できる、と発表されました。
「クリエイターエコノミー」に関わる機能は、まずは米国限定のクローズドベータテストから始まり、ユーザー全員に公開されるのは今年後半になるとのことです。
5. MoguLiveで特集したワールドを紹介
VTuberの遊園地「ぽこピーランド」
「ぽこピーランド」は、VTuberの甲賀流忍者ぽんぽこさんとオシャレになりたい!ピーナッツくんによるバーチャル遊園地です。ぽんぽこさんとピーナッツくんの世界観が詰まった広大な敷地には、細部まで作り込まれたアトラクションや施設が存在し、何時間でも滞在できるほど遊ぶことができます。ファンの人はもちろん、ファンでなくとも楽しめる遊園地です。
異世界を再現したような、広大で幻想的な島
「Olympia」は、異世界を再現したような幻想的な島で、どこを見渡しても美しい景色が特徴です。目に見える石造りの建築物はすべて巡ることができ、謎めいた遺跡が各所に点在。魚の泳ぐ姿や空を飛ぶ鳥の姿も見受けられ、撮影や探索を自由に楽しむことができます。
超巨大なスペースコロニー型ワールド
「Space Colony “Island-4″」は、SF作品に登場するような円筒状のコロニーをバーチャル空間で制作したもの。直径8km×長さ32kmという大規模な広さとなっており、円状の坂となっている部分はそのまま移動できます。自動車や電車も用意されておりますが、全ての場所を巡るには数時間が必要と思われます。
忠実に再現された井の頭公園駅
「Inokashira-kōen Station(井の頭公園駅)」は、京王井の頭線・井の頭公園駅を再現したファンメイドのワールドです。その再現力は極めて高く、駅構内の至るところまで忠実に作り込まれています。まるで現実の駅そのものにいるかのような体験ができ、リアルさから写真映えもするワールドです。
西洋美術をじっくり鑑賞できるワールド
「VR Art Museum 西洋絵画美術館」は、原寸大の絵画や彫刻が展示された美術館ワールドです。古典絵画から19世紀頃までのパブリックドメインの絵画が150点近く展示されており、絵画ごとに解説も用意されています。また、ハンディタイプの動画プレイヤーが設置されており、絵画にまつわる動画を視聴することもできます。
魅力あるワールドは他にもたくさん!
これまで紹介した他にも、VRクラブ「GHOSTCLUB」や、A級VRゲームに匹敵する体験型ワールド「PROJECT: SUMMER FLARE」、極めて広大で異様な世界「ORGANISM」など、クリエイターが制作したハイクオリティなワールドも数多くあります。
MVの中に入り込めるような、VRならではの演出が味わえる音楽・映像コンテンツもVRChatには数多くあります。そのひとつである「Beyond a bit」では、壮大で神秘的な体験が待ち受けています。Quest対応もされているオススメワールドのひとつです。
「Meta Quest 2」単体で訪問できるワールドにも、優れたワールドはたくさんあります。MoguLiveでは、VRChatワールド探索部や、SF書評家の橋本輝幸さんによる、おすすめQuest対応ワールド記事も掲載されています。ぜひご一読ください。
6. VRChatの始め方
アカウント作成とインストール
まずはVRChatのアカウントを作成しましょう。公式サイトにアクセスし、右上の「LOGIN」または真ん中の「Jump in Now」からアカウントを作成します。
ログイン画面で「Create a News Account」をクリックし、登録画面へ移動します。登録画面ではユーザー名、メールアドレス、パスワード、誕生日(月/日/年)を入力します。ガイドライン・利用規約・プライバシーポリシーなどの項目をチェックして承認し、受け取ったメールから登録を完了してください。
その後、VRChatのアプリをインストールしておきます。PC版は「Steam」から、Quest版はデバイス/Oculusアプリからダウンロードします。PC版でVRモードで遊ぶ場合、「SteamVR」を持っていない人は一緒にダウンロードしておきましょう。
アプリを起動するとログインが求められます。SteamのアカウントでもVRChatにログインできますが、様々な制限が発生するため、先にVRChat用のアカウントを作成するのがおすすめです。
ユーザー名とパスワードを入力すると、初回起動の場合はチュートリアルが始まります。その後はホームワールドへ移動します。ここから、あなたのVRChatが始まります!
VRChatの基本的な遊び方
VRChatを無事開始したけれど、たくさんの情報が英語で書かれていて何をすればいいか分からない!と思う方も少なくないでしょう。
まずおぼえてほしいのが、VRChatの移動方法である「直接移動」と「ワープ移動」です。直接移動はキーボードやコントローラーで操作した方向に進む直感的な移動で、ワープ移動はコントローラーで指定した方向に、ワープするように進む移動方法となっています。ワープ移動はVR酔いが軽減される効果が見込まれるので、初心者にはおすすめです。
(設定はクイックメニューの歯車のタブにある「Accessibility」の欄から)
また、VRChatを遊ぶときに「立ったまま遊ぶか」「椅子に座って遊ぶか」を設定しておけば、自分のアバターの動きが不自然にならずに済みます。メニュー下段にある「Sit/Stand」で、VRモードでの姿勢を調整しましょう。
ほかにも、声でコミュニケーションをする場合、同じくメニュー下段の「AUDIO」タグ(スピーカーのアイコン)でボリューム・マイク・入力デバイスなどの設定が可能です。
そのほか、フレンドの登録方法、ワールドの入り方、カメラの使い方など、VRChatの基本的な遊び方をまとめた記事はこちら。
初心者におすすめのワールドは?
VRChatには地域国籍を問わずさまざまな人たちが集まっており、お互いに知らない間柄から親しくなることもめずらしくありません。
とはいえ、最初は誰かと人と話すだけでもハードルが高く感じるでしょう。そのため、まずは日本向けに作られた「初心者向けワールド」に遊びに行くのがおすすめです。
とりわけ有名なのが「[JP] Tutorial world」です。ワールド全体にVRChatの操作説明が掲示されており、歩き回るだけで一通りの操作方法を学ぶことができます。日本人ユーザーの中でも「初心者案内が好き」という人がよく訪れる場所なので、「始めたばかり」と伝えればガイドしてくれるかもしれません。
「[JP] USiOPORT ウシヲポート」もおすすめです。こちらには「景色の良いワールド」「アバターが置いてあるワールド」といった、ワールド紹介コーナーなどがあるのが特徴です。日本人ユーザーも集まりやすいので、「どこに行けばいいのか」と尋ねてみると、おもしろい場所へ連れて行ってくれるかもしれません。
アバターの変更・導入方法
せっかくVRChatを始めたのなら、自分の好きな姿になって遊んでみたいもの。自分の分身となる「アバター」は、メニューの「Avatars」の項目から変更できます。「Public」「Legacy」ページには誰でも利用できるアバターが多数用意されているので、まずはこれらを好きなだけ試してみましょう。
メニューから変更できるアバターでは物足りないならば、「アバター試着ワールド」へ行くのがオススメです。例えば「Himiko Avatar World」「Himiko Avatar World: Quest」では、権利者の許可の得たモデルが展示され、自由に試着ができます。
このほか、市販アバターの見本が展示されたワールドも存在します。自分でアバターを用意したい人は、まずは見本から触れてみるのもオススメです。
「BOOTH」などで購入した市販アバターや自作アバターを使用したい場合は、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」が必要です。必要となるのは、「Unity」の管理ツール「Unity Hub」と、VRChatの公式の管理ツール「VRChat Creator Companion(VCC)」の2つです。
大まかな流れは以下のとおりです。
- 「Unity Hub」にて、VRChatに対応したバージョンのUnityをダウンロード(本記事執筆時点では「2019.4.31f1」に対応)
- VCC経由で新規Unityプロジェクトを作成
- 作成したプロジェクト上でアバターをインポートし、シーンへ配置
- VRChat SDK経由でアップロード(要ログイン)
なお、アバターをアップロードするためには、アカウントの「トラストレベル」が「New User」以上である必要があります。アカウント登録した直後のトラストレベルは一つ手前の「Visitor」なので、「VRChat」を始めた直後は自分でアバターをアップロードできません。トラストレベルはVRChatのプレイ時間が増えたり、フレンドが増えると上がりやすいので、まずはVRChatでいろいろ遊んでみることを推奨します。
また、他人の作った3Dモデルを無断使用したり、Unityのプラグインである「MMD4Mecanim」の利用などは禁止されているため、アバターやプラグインの利用規約は厳守しましょう。
アバター導入の詳細な方法はこちら。(※VCC登場以前の記事となります)
初心者でも簡単にオリジナルアバターを使うなら?
スマートフォン向けのアバター作成アプリ「MakeAvatar」を使えば、初心者でもオリジナルアバターが作成できます。パーツを組み合わせるだけで簡単にオリジナルアバターが作ることができるため、3Dモデルや「Unity」の準備は不要。さらに、トラストレベルに関係なくアップロードできるのがメリットです。
また、ECサイト「XMarket」でオリジナル衣装や人気キャラクターのコラボ衣装を購入し、「MakeAvatar」上でアバターに着せることができます。なお、VRChatへアップロードするには「スロットチケット」と「アップロードチケット」の2種類の有料チケットが必要となります。
同様のサービスに「Ready Player Me」があります。こちらも髪型や瞳の色、メガネの有無など、パーツ単位で自由に調整しながらアバターを作成できます。さらに、顔写真からアバターを生成する機能もあり、現実の自分に近いアバターがほしい方にはオススメの選択肢です。こちらはアバターのVRChatアップロードまで無料で利用できます。
7. 最低/推奨PCスペック
VRChatの最低/推奨スペックは以下の通りです。(VRヘッドセット使用時)
・最低スペック
OS |
Windows 8.1、Windows 10 |
CPU |
Intel i5-4590以上 |
メモリ |
4GB以上 |
グラフィック |
NVIDIA GeForce GTX 970以上 |
・推奨スペック
OS |
Windows 10 |
CPU |
Intel i5-6500以上 |
メモリ |
8GB以上 |
グラフィック |
NVIDIA GeForce GTX 1060以上 |
もっとVRChatの情報を知りたい!
MoguLiveでは、「VRChat」に関する最新情報を日々取り上げています。おすすめのワールドや、システム解説、アバターに関する情報など、様々な情報を発信していますので、ぜひチェックしてください!
MoguLiveのVRChatに関する最新の記事はこちら。
The post ソーシャルVRアプリ「VRChat」基本的な始め方や必要な機器、おすすめワールドを紹介!【2022年7月版】 appeared first on Mogura VR.
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