新作VRゲーム「We Are One」が6月2日より、SteamとMeta Quest Storeにて販売開始となりました。価格はSteamが税込2,300円、Meta Quest Storeが税込2,208円。いずれもゲーム内言語は日本語に対応しています。
「We Are One」は惑星全土の環境破壊を目論むロボット軍団を食い止めるべく、母なる自然より生まれし守り人が戦いに挑むVRパズルシューターです。
最大の売りは”ひとりマルチプレイ”を実現させるゲームシステム。プレイヤーの扮する守り人はひとりしかおらず、大群で攻め込んでくるロボット軍団を相手にするにはあまりにも多勢に無勢です。しかし、守り人は一定時間内の動きを完ぺきに再現し、繰り返すクローン(分身)を生み出し、過去へと戻る特異な能力を持っています。
この力を用い、プレイヤーは様々な動きを再現するクローンを続々と生成。彼らで構成された迎撃部隊を作り上げ、最終的にはロボット軍団と十分やり合える戦力を整えて進撃を食い止めていきます。このようなクローン生成のために動きを考えたり、生成後に彼らが最適な働きをしてくれるための立ち回りを心がけるなど、ユニークな戦略と戦術が楽しめるゲームになっています。
学生チームが開発し、製品化に至った新作VRゲーム
本作はザルツブルク応用科学大学在籍の学生たちによるゲーム開発チーム「Flat Head Studio」が開発。2021年に「Help Yourself」の名でゲーム配信サイト「itch.io」、Oculus Questのサイトローディングアプリ「SideQuest」にて無料体験版が公開されました(※本稿執筆時点では、いずれも配信終了)。その後、Steamで本作の序盤部分を楽しめる無料のプロローグ版も公開されています(※こちらも配信終了済み)。
それまでの自分の動きを再現し、繰り返す分身を繰り返すシステムは、知る人ぞ知るフリーゲーム「Cursor*10」、同作を原案とするPlayStation Portable用ゲームソフト「己の信ずる道を征け」(販売:フロム・ソフトウェア)をオマージュしています。
(参考動画:「己の信ずる道を征け」)
それをストラテジーゲームへと翻案した作りで注目を集め、2022年に「Apex Construct」などのVRゲームで知られるFast Travel Gameが製品版の販売を担当することが発表されました。合わせてタイトルも「We Are One」に改題されています。
製品版では50以上のステージ、「ストーリーモード」を始めとする要素が新たに追加。さらに各ステージにオンラインリーダーボードが設定され、世界中のプレイヤーとのスコアアタックが楽しめるようになっています。体験版当時より健在だった水彩画調のグラフィックも大幅に強化。また、当初は未対応だった日本語にもデフォルトで対応し、国内のプレイヤーでもストーリーと世界観を楽しめるようになっています。
一風変わったVRFPS、ストラテジーゲームを求めている人には注目の新作です。なお、本作は無料の体験版もPC、Quest向けに配信中。どんなゲームなのか、先に確かめておきたい場合はそちらをお試しください。
ソフトウェア概要
タイトル |
We Are One |
発売・開発元 |
Fast Travel Game、Flat Head Studio |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
2,300円(Steam)、2,208円(Meta Quest Store) |
ストアページ |
・Steam: |
(参考)Steam、Meta Quest Store
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