「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は5月28日~6月3日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 忍者流暗殺術で処刑(リストラ)回避に挑むVRアクション「バジェット ・カッツ」究極版が発売
2. ハートフルボッコなVRアクション「No More Rainbows」発売
3. ホラーアドベンチャーゲーム「Killer Frequency」発売、VR版はQuest独占
4. 19世紀の伝説的な海賊の隠された生涯を追体験する新作VRゲーム「The Pirate Queen」発表
忍者流暗殺術で処刑(リストラ)回避に挑むVRアクション「バジェット ・カッツ」究極版が発売
Steam、PlayStation Storeで販売中のVRステルスアクションゲーム「Budget Cuts(バジェット ・カッツ)」のシリーズ2作をひとまとめにした「Budget Cuts Ultimate」が6月2日より、Meta Quest Storeにて販売開始となりました。価格は税込2,990円。Meta Quest Storeによれば日本語未対応ですが、商品ページの紹介は日本語で記されています。
第1作「Budget Cuts」は2018年にSteamで発売。その2年後の2020年にPlayStation StoreでPlayStation VR(PSVR)版が発売されました。
プレイヤーは処刑(リストラ)の危機に瀕した巨大企業「トランスコープ社」の人間社員になり、警備ロボットの隙を付きながら会社からの脱出を目指します。部屋でのプレイを前提にした快適な移動システム、スリル満点の忍者流暗殺アクションが特徴。プレイヤーの工夫次第で様々な攻略ルートを構築できる自由度の高さとミステリアスなストーリーも売りとなっています。2019年には続編「Budget Cuts 2: Mission Insolvency」がPC向けに発売。さらに強化された敵AI、屋外マップの追加といったパワーアップが図られています。
今回の「Budget Cuts Ultimate」ではそれら2作のストーリーを統合。さらに武器、敵、ゲームモードなどの要素もひとまとめにされ、ゲームバランスにも若干の調整が図られた新しい「Budget Cuts」が楽しめる作りになっています。
なお、本作はPlayStation VR2(PSVR2)版も発売予定と発表されていますが、本稿執筆時点で国内PlayStation Storeでの販売は確認されていません。
少し遅れての発売になるのか、続報が待たれます。
ソフトウェア概要
タイトル |
Budget Cuts Ultimate |
発売・開発元 |
Neat Corporation |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
2,990円 |
ストアページ |
(参考)Meta Quest Store
ハートフルボッコなVRアクション「No More Rainbows」発売
新作VRゲーム「No More Rainbows」がSteam、Meta Quest Storeで6月2日より販売開始となりました。価格はSteamが税込2,300円、Meta Quest Storeが税込2,208円。いずれもゲーム内言語は日本語未対応となります。
「No More Rainbows」はステージクリア方式で展開されるVRアクションゲーム。プレイヤーは主人公「ビースト」になり、故郷である暗黒の地をファンシーでカワイイ世界に変えた道化師「ビズー」をぶちのめすべく、4つのエリアと20以上のステージを駆け抜けていきます。
地面を直接ひっかきながら前進する、VRゴリラ鬼ごっこゲーム「Gorilla Tag」に着想を得たワイルドな操作系、王道のステージクリア型アクションゲームをVRで忠実に再現したゲームデザインを売りにしています。闇の世界で暮らす怪物が、平和的なカワイイキャラクターたちを問答無用でシバいていく、”ハートフルボッコ”な世界観も見所です。
ゲームモードも本編のシングルプレイのほか、3対3のチーム戦が楽しめるマルチプレイモードを収録。各ステージの最速タイムを競い合うオンラインリーダーボード対応のタイムアタックも用意されています。
ソフトウェア概要
タイトル |
No More Rainbows |
発売・開発元 |
Squido Studio、Robot Teddy |
プレイ人数 |
1人(※マルチプレイ時:最大6人) |
価格(税込) |
2,208円(Meta Quest Store)、2,300円(Steam) |
ストアページ |
・Steam: |
(参考)Meta Quest Store
ホラーアドベンチャーゲーム「Killer Frequency」発売、VR版はQuest独占
ホラーアドベンチャーゲーム「Killer Frequency」が6月2日より、PC(Steam)、PlayStatioプラットフォーム(PS5、PS4)、Xboxプラットフォーム(X|S、 One)、Nintendo Switch向けに販売開始となりました。それと同時にVR版もMeta Quest Storeで発売されました。価格は税込3,270円。日本語に対応しています。
「Killer Frequency」は深夜のラジオ番組のMC「フォレスト・ナッシュ」になって、殺人鬼に追われるリスナーたちの手助けに挑むホラーアドベンチャーゲーム。リスナーと電話を通して会話し、最適な回答を選んで殺人鬼の追跡を振り切っていきます。選んだ回答に応じて、リスナーたちの運命は分岐。また、プレイヤーのいるラジオ局は自由に探索でき、時折、パズルを解くといった謎解きに挑むという展開も挿入されます。そのような会話と探索を並行する、入り組んだゲームプレイ、どこかコメディチックな演出が売り。
VR版は一連の展開を主人公のナッシュの視点から体験できること、謎解きも直感的な操作で楽しめる作りを特徴としています。なお、PC版はVR未対応で、VR版は本稿執筆時点でQuest独占とのこと。今後、アップデートによる追加が予定されているのかは2022年当時の米メディアUploadVRでの報道によれば不明のようです。
ソフトウェア概要
タイトル |
Killer Frequency |
発売・開発元 |
Team17 |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
3,270円 |
ストアページ |
(参考)Meta Quest Store、UploadVR
19世紀の伝説的な海賊の生涯を追体験する新作VRゲーム「The Pirate Queen」発表
新作VRゲーム「The Pirate Queen」が2024年初頭にPC、Meta Questプラットフォーム向けに発売予定であることが発表されました。
「The Pirate Queen」は19世紀、南シナ海で1700隻の艦隊と8万人を指揮した清朝の女海賊、鄭一嫂(ていいっそう、チェン・ツーイ)の生涯にスポットライトを当てたVRアドベンチャーゲーム。プレイヤーは鄭一嫂になり、探索やパズル、戦闘といった様々なミッションをこなしながら、海賊の頂点に君臨することを目指します。
鄭一嫂役には映画「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ、「キル・ビル」などで知られ、近年は声優業もこなすルーシー・リュー氏を起用。氏にとってはゲームプレイとVRを通したストーリーでキャラクターを表現する初めての機会で、それをプレイヤーと共有できることを光栄に思っているというコメントを米メディアUploadVRに寄せています。
ゲームの映像は、現地時間6月7日よりニューヨーク市マンハッタンで開催される「トライベッカ映画祭」にて公開。本編に設けられた3つのイベントが紹介されるとのことです。
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